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| 佐賀恵比須神社 宮司 徳久 豊彦 氏 |
佐賀恵比須神社と講社について
一、御鎮座の由来
佐賀恵比須神社は、明治三十七年一月当時佐賀の新進気鋭の実業家有志七名が相議って兵庫県西宮神社に詣で、恵比須・大黒の御神像を戴いて帰り、また当時の画師衝山に恵比須神像を画かしめてこれを祀ったのが起源で、その後毎月十日に会員持ち回りで例会を開き、大正十三年には創立二十周年を記念して與賀神社境内艮(うしとら)の地に恵比須大明神の石祠を建立し、毎年正月十日の初えびす大祭と七月十日の夏祭と両度の祭典を奉仕しています。
昭和四十六年正月には、佐賀恵比須会の努力により木造銅板葺の現社殿が竣工し、昭和五十三年正月には増改築がなされて、今日に至っています。
二、講社「佐賀恵比須会」について
佐賀恵比須会は、御鎮座当初の七名を中心に順次会員も増加しつつ、信仰と親睦を重ねて来たが、更に広く恵比須大神の御神徳を一般の崇敬者にも普及せしめんと図り、大正十三年創祀二十周年を記念して與賀神社境内に恵比須大明神の石祠を建立、その後のことは先述の通りです。
またえびす大祭を奉仕する前後には、新旧の担当者代表が、それぞれ交代で本社に詣り、祈願とお礼参りをするのが慣例となっています。
三、初えびす大祭の内容
佐賀恵比須会のもとで、当代の大恵比須一名・福恵比須二、三名・小恵比須二、三十名の当番により、お盆過ぎから会合を開き、初えびす大祭の計画・準備・お守札配り・福引券の配付等を実施し、正月九日の宵えびす、十日の本えびすを奉仕します。
その九日には初恵比須名刺交換会をおこない、翌十日との両日は特別祈願の受付、えびす打込行事、お守札・福笹・縁起物の配布、福引行事、福餅投げ、神酒・あめ湯・コーヒーの無料接待、各種余興、学童えびすスケッチ大会作品展示、表彰式等を行います。
開運のえびす打込については、初えびす大祭に幸福を授かる年頭の行事です。その次第は、@拍手二回「エイ・エイ・オー」と太鼓に合せて両手を上に挙げるAまた拍手二回「エイ・エイ・オー」と同じく両手を上に挙げるB今度は拍手三回「エイ・エイ・エイ・オー」と同じく特に大声で獅子吼し、両手を上に挙げる。この場合精魂を打込み精神統一を計り、満身漲る気迫をもって行います。必ずや精神飛躍、何事を成しても努力の功稔り成功せらるると信じます。
四、佐賀のえびす信仰について
長崎街道を中心に市内街角に四百二十体もの石造りの恵比須像・文字恵比須(西の宮)が祀られている佐賀市では、その恵比須像の傍らの家々では、毎朝打水をして手を合はせ、月の朔と十五日には榊を取替え、ご供さん(ごくうさん=ご飯)・酒・塩・水をお供えして家内安全・商売繁昌を祈ります。
五、えびすで街おこし
このえびす信仰の伝統を生かして、えびすで街おこしを進めようと、佐賀恵比須会を始め、民間の「えびすでまちづくり委員会」等が協力して一昨年三月JR佐賀駅構内ホームに「旅立ちエビス」の石像を鎮祭し、また昨年一月には佐賀空港玄関に「雲上えびす」の大きな石像を鎮祭した。
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