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十月六日
大坂配下久世内記は昨年から長病のため職務を勤めることができないので、その弟新吾に役義を仰せ付けられるように願い出があった。これを社役人辻大炊が神主へ申出たのでこれを聞届ける。目見のため新吾は神主家へ参上。神主は不快のたため本来狩衣着装のところ略裏付上下にて面会する。のし昆布を遣わし兄内記の跡役を申付け御社法の通り大切に勤めるよう申渡す。免許は兄の免許を持参した節に渡すことを申し付ける。 |
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| 江戸支配所役人正木采女が不埒であるとのことで、采女兄の伊勢から采女退役、伊勢再勤の願が社役人辻大炊、祝部大森主水両名宛に書状が届く。取込中につき、来る正月中には返事をすると返書する。 |
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十月十九日、境内の芝居小屋を取り払うとの届けが小屋主の深江屋兵左衛門から出される。尼崎へ売るとの由。
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尼崎魚問屋より下役の尾張屋忠兵衛と魚崎長七両人が御掛鯛(大鯛三掛、中鯛四掛)を持参する。酒肴四五種、吸物、汁、平にて飯を出す。請取書は杉原に認め、上包みに水引を掛けて渡す。 |
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一、神仏信心之事、平生怠り申間敷候。別而氏神稲荷神、江之島弁財天、西宮大神宮、大黒天家業繁栄開運を祈り可申、并ニ火防盗賊除者秋葉山三峰山妙義山信心可致候(略)
また同家の奉公人の「休家之定」の休日の一日に「十月 蛭子様」が 記されている。
全国エビス信仰調査報告書
「えびすのせかい」所収
「桐生商人とえびす信仰」 亀井好恵
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近年は諸品高値となり、特に昨年当年と米高値となっている。また今年は散物(賽銭)、御像札が大いに少なく台所事情も難しくなってきているので、恐れなから御神前への御膳御肴も倹約し、社中寄合って御神事の節も常々の日用についても倹約する事を申し聞かせる。神主一人では行届かないので、この倹約の段を願うことを一同に申渡す。関屋守へも同じく申付ける。これは先三ケ年の事である。
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