西宮まつりに賑わいを添えるだんじり。西宮神社氏子青年若戎会の豪快な練り回しで、宮っ子の注目を集めます。今年度の西宮まつりでも九月二十一日から二十三日にかけて市内各所を巡行致しました。今回は若戎会と老人福祉施設『ホームメヌエット』との交流をご紹介いたします。
 「若戎会のだんじりで活気を」
 ホームメヌエットとだんじりとの交流が始まったのは、昨年の平成十八年のこと。今年度で二回目を数えます。

 事の提案者である清水清三郎さんは、高齢者の福祉施設や障害者施設の運営に携わっておられます。施設にいらっしゃるお年寄りは寂しがっている方が多く、どうにかして喜ばせてあげたいと常々考えておられ、清水さんの奥さんも時折話し相手に施設へと通っておられました。

 西宮まつりの協議員でもいらっしゃるお立場から、「若戎会のだんじりを見てもらえば、お年寄りにも喜んでもらえるのでは。」と考えた清水さんは、若戎会の会長森裕史さんに相談したところ、快くホームメヌエットへの巡行を引き受けてくださり交流が始まりました。

 平成十九年九月二十二日の夜、浜脇町内でのもち撒きの後、ホームメヌエットへと巡行をします。立ち寄ってみると大勢のお年寄りの方が、玄関前に待っていましたと言わんばかりに拍手で出迎えてくれました。お年寄りの中にはお祭り好きの方が多く、昔を思い出してか、だんじりを見ると眼を輝かせていました。

 浜脇町での餅まきに集まった人も、だんじりを追ってそのままホームメヌエットへと立ち寄っていただき、まさにだんじりが地区の人とホームメヌエットの高齢者の心を繋ぐお祭りとなりました。

 「これが私の仕事だから。」そういう清水さんに笑顔があふれていました。


 若戎会会長森裕史さん

 清水さんからお話を頂き、ぜひともとお伺いしました。浜脇町での餅まきを終わり、ホームメヌエットへむかうと、車椅子乗ったお年寄りが施設の前にずらっと並んでおりとても驚きました。だんじりの練り回しを見ているお年寄りの顔がいきいきしてくるのを見るとおもわず涙が出てきました。

 またホームメヌエットの職員の方からもすごくいい刺激になったとの感想を頂きとてもうれしく思っています。

 その後知ったのですが、若戎会の会員に、「おばあちゃんが入っている」会員もおり、ますますご縁を感じています。来年はホームメヌエットの敷地が拡大されるそうで、より盛大にもっと喜んでもらえるよう考えています。計画しているところです。

※今回の紙面は社会福祉法人一羊会理事長の清水清三郎さんと、若戎会会長森裕史さんのお話をもとに作成しております。

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