福を求め全国各地から毎年百万人を超える参拝者が訪れる正月・十日えびす。今年も福の神様えびす様にお参り頂き、平成二十二年がよりよい年となりますようご祈念申し上げます。

 年の始めに商売繁盛を祈願するお祭りとして知られている十日えびすの祭典は、古くは御狩神事(みかりしんじ)とか忌籠祭(いごもりさい)といわれていました。かっては、狩猟をして神意を窺うために謹慎斎戒の忌籠(いごもり)が行われていたようです。市中の各戸も九日の夕刻に門を閉じ、静粛を守っていたことが室町時代の重篇応仁記(永正十七年/1520年)に記されています。

 今では宵えびすの一月九日の深夜十二時に神社の全ての門を閉じて忌籠を行い、十日午前四時の十日えびす大祭を厳修した後、午前六時の大太鼓を合図に表大門が開かれると、待ち構えた参拝者が本殿への走り参りを行い、到着順に一番福から三番までが福男として認証されます。

 境内には、さらえ(熊手)や箕を売る吉兆店が軒を連ね、神社からは福笹が特別に授与されます。

 平成二十三年の十日えびすは、三日間を通じ土曜日曜祝日にあたり例年以上の大勢の参拝を予想しています。
1月1日 午前0時 初太鼓
午前6時 歳旦祭(西宮神社)
午前7時 歳旦祭(住吉神社)
2日 午前10時 奉射事始祭
3日 午前9時30分 元始祭
5日 午前11時 百太夫神社祭
7日 午前10時 昭和天皇祭遥拝式
8日 午前9時30分頃 招福大まぐろ奉納式
9日 「宵えびす」 午後二時 有馬温泉献湯式
午後四時 宵宮祭
10日 「本えびす」 午前四時 十日えびす大祭
午前六時 開門神事福男選び
11日 「残り福」
午前10時 成人祭
15日 午前10時 十日えびす奉賽祭

1月1日
「歳旦祭」 午前六時
 新年を祝い、国の隆昌と皇室の弥栄、氏子崇敬者の繁栄を祈ります。

1月2日
「奉射事始祭」 午前十時
 えびす様に弓術奉納を奉告する祭典を斎行したのち、西宮市弓道協会により本殿西広場に於いて悪霊払いに力があるとされる鏑矢(かぶらや)が放たれ、続いて会員により、次々と弓術が奉納されます。

1月3日
「元始祭」 午前九時半
 年頭に当たり、皇国の始の大元を言祝ぎ、天壌無窮を祈念します。

1月5日
「百太夫神社祭」午前11時
 人形遣いの祖神、百太夫神をまつる境内末社百太夫神社で祭典が執り行われます。えびす様の信仰が今日のように全国に広まったのは、室町時代以降西宮の散所村(現在の西宮市産所町)に住んでいた人形遣い達が、人形操りをし、えびす様のご神徳を全国に広めた事が大きな要因の一つだと考えられております。
この人形遣い達は江戸時代になると西宮を離れ淡路島に移って行き、現在は国の重要無形文化財に指定されている淡路島の人形浄瑠璃や大阪の文楽になったと言われています。一月五日は祭典に引き続き関係の深い淡路島や阿波から「えびす舞」の奉納がある他、祭典に先立ち午前十時より西宮中央商店街にて伝統的なえびす人形の門付が行われます。また関連行事として各所でえびす舞等が奉納される予定です。
※奉納行事の日程・場所等は決定次第、携帯サイトにて配信します。

1月8日
「招福大まぐろ奉納式」 午前九時半頃
 福の神・商売繁昌の神様としておまつりされるえびす様は、豊漁を願う漁師の方々にも深く信仰されております。昭和四十四年、神戸東部中央卸売市場が開設されたのを機にえびす様に豊漁を願い、魚を奉納することが提案され、翌年、日本人好みで大きな魚ということで初めてまぐろと鯛が奉納されました。
 本殿に供えるには大きすぎるので拝殿に供えたところ参拝者の方が貨幣を貼り付け祈願したことからブームは広がり、今では毎年数万枚の貨幣が貼り付けられます。また三年前からは青果部の方々から野菜や果物が奉納され、更に参拝者の注目が集まっています。昨年は青果部の方々によりえびす様と縁深い二股だいこんが奉納されました。

1月9日 宵えびす
有馬温泉献湯式 午後二時
 日本最古の名湯として知られる有馬温泉から金泉(きんせん)が奉納され有馬温泉の繁栄と旅館組合の商売繁盛が祈願されます。
1月10日 本えびす
「十日えびす大祭」 午前四時
 本えびすの十日、神社のすべての門が閉ざされた中で、神職は居籠りし、早暁の祭典に備えます。この居籠りとは、祭典を行う前に身体を清める為に行うもので、古く鎌倉時代の記録にも残されています。

「開門神事福男選び」 午前六時
 十日えびす大祭が終了し、午前六時に表大門(おもてだいもん)通称赤門の前に待っていた参拝者は一番福を目指して約230メートル離れた本殿に「走り参り」をします。本殿へ到着した順に一番から三番までがその年の「福男」に認定され、「福男」には認定証・御神像・副賞そして特別な半被が授与されます。

1月11日 残り福
 残り福の十一日も終日、約六百軒の屋台なども出て賑います。
平成二十三年の福男

左から、三番福 外山 哲さん、
一番福 竹本 陵平さん、二番福 大越 啓迪さん
開門参拝の証
 1月10日午前6時の開門神事に参拝された方へ、記念に無料でお授けいたします。
(先着5,000名)
「新春ご祈願の受付」
 正月・十日えびす期間は特別に本殿にご昇殿いただいてご祈祷奉仕致します。えびす様の御神徳をお受けになられますよう新春のご祈祷をお勧めいたします。

◎新春祈祷受付時間
 1日 午前0時〜午後6時
 2・3日 午前9時〜午後6時
   9日 午前8時〜午後11時
  10日 午前6時〜午後11時
  11日 午前8時〜午後11時

※元旦にご祈願に来られた方には特別に干支の土鈴を差し上げます。また正月・十日えびす期間にご祈祷を受けられた方には西宮神社会館でご休憩いただける「お茶券」をお渡しいたします。
 携帯電話から情報を!
 昨年末から、携帯電話から情報を取得して頂けるよう、サイトを開設しました。

 初詣、十日えびすの期間中の行事案内や、トピック情報、そして現に参拝中の方々には、境内地図をお示ししながら目的の場所をお知らせします。

 帰りの道のご案内、さらには、十日深夜の開門神事福男選びの受付状況など、お知らせできるものと思っております。下記のアドレスからご利用してみて下さい。
http://www.nishinomiya-ebisu.com/m/
※十日えびす期間中は、境内駐車場が使用できません。
※神社付近の路上駐車はご遠慮ください。

>>平成二十三年度の福男


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